男性と女性の友情は成立する?
・どうやっても恋愛感情を持てない人もいるので(18〜24歳 女性)
・この人に恋する確率がない!と思う人がいる(30〜34歳 女性)
・恋愛感情なんて、さらさら生まれないもの。友情を邪魔するあとひとつの要因は男の下心だけ(40〜44歳 女性)女性の回答で目立ったのがこれです。「どうしても恋愛感情を持てない人もいる」。だから男友達として成立するという。……なんだか少し悲しいというか、「友情」という関係を疑ってしまいそうな意見ですが、裏を返せば「そう簡単に恋愛はできない」という一途さのあらわれでもある気がします。
・お互いに一線を越えないように気をつけられれば成立すると思うから(30〜34歳 男性)
・お互いに自制心や礼節を持って性(交際)の対象にしなければ成立する(45〜49歳 男性)
男性からの回答で、多く見られたのが、「一線を越えないように気をつければ成立する」というもの。もちろんそのような回答は女性にもあったのですが、男性の方が圧倒的に比率が多かったです。つまり、「恋愛対象になる相手は少ない」という女性に比べて、男性は「気をつけなければ恋愛(下心)に発展してしまう」ということなのでしょうか。これは大きな違いに思えますね。
その違いに悩まされていそうな女性の意見もありました。
・お互い友情であるという認識とモラルの上でなら可能。一方がそう思ってるだけでは成立しないし、両方がそう思っていてもいち男女としての線引きは必要だと思う(25〜29歳 女性)
・成立すると思うのは女性の考え。成立しないと思うのは男性の考えだと思う。私は成立するとおもうけど、おそらく男性がそうではないので、男性の友達は基本作らない(25〜29歳 女性)
恋愛と友情の違いって何?
なるほど、なるほど。友情と恋愛のちがいってなんだろう? って思っちゃうってことですね。結論から言うと、友情と恋愛感情は、別物の感情だと思います。ひとりの人に対して、深い友情に加えて恋愛感情を持つことはあります。深い友情だけど、恋愛には至らないケースもある。そして、深い友情がなくても成立しちゃう恋愛感情もある。簡単に言うと、友情のみ、恋愛感情のみ、友情+恋愛感情、の3パターンが存在するってことですね。
友情って、ざっくり言うと、人間性に対するリスペクトとか共感がベースにあると思うんです。仲よくなるって、そういうことじゃないですか。話していて楽しい、ためになる、力づけられる。
一方恋愛は、ときとして、人間性なんかすっ飛ばして、とにかく理由もなく引き込まれることがある。「恋はするものじゃなくて、落ちるもの」っていう名言もあるように、ぶっちゃけ、言葉が通じなくたって、相手のことなーんにも知らなくても恋はできる(続かないけど)。友情が頭に属するものだとすれば、恋愛は、本能に属するものって感じでしょうか。実際、恋に落ちたときの人間の脳みそには、平常時には出ない恋愛ホルモンが出まくって、相手の欠点などが見えなくなるフィルターのような役目をするんです。だから、「恋は盲目」なわけ。そのホルモンが数カ月で切れるから、目が覚めると。だから、恋をするのに、必ずしも人間性へのリスペクトや共感は必要ではないんです。
友情ではあるけど、恋ではないケース。これは、要するに、人としては好きだけど、男女の関係になるのはちょっと……というものだと思います。おそらく、恋のスイッチが入らないのは、本能的に、自分の子孫を残したい! と思えない相手だからだと思います。こればっかりは、頭でどう操作しようとしてもダメで。たとえ、相手の条件がよくてイケメンで、結婚にはうってつけ! ぜひこの人と恋をしたい! と思ったとしても、心が動かなければ、恋愛モードにはなりません。無理して恋したつもりになっても、つらいだけ。それは、しょせん理性で判断しているだけだから。
この感情は恋か友情のどっち?判断基準は?
12人きりになりたい?
大勢で会うのも楽しいけれど、2人きりで会いたい。そんな風に思ったことはありますか?
好きなお相手には2人きりで会いたいと思うもの。「たまには、2人で会わない?」なんて口にしたくなったら、それは恋。
グループで一緒にいる時が好きだと思う人は、その感情は友情としての好きでしょう。
2ランチでも会えたら嬉しい?
お酒を飲む席ももちろん良いけれど、たとえランチだとしても会えるだけで嬉しい。ほんの少し会えるだけでも幸せだと感じるのです。
下心のない潔白な恋心は、お酒を飲むよりももっと相手を知りたいという思いが強くなります。
酔わずに真剣な話がしたい。そういった思いが湧き上がるのは、本物の恋心かもしれませんね。
3他の異性と話していたら嫉妬してしまう?
ふと見かけた彼が笑顔で他の異性と話をしている時、モヤモヤした気持ちが沸き起こり嫉妬してしまうことはありますか?
また、友達がその人の話をしていたらなぜか対抗したくなる。友達には取られたくないと思うことはありますか?
恋をしていると嫉妬をしやすくなります。恋愛感情ではなくただの友達ならば、他の異性と話していようが他の子と噂になろうが気にしないですよね。ここが恋愛感情と友情の違いです。
4困ったことがあったら相談したくなる?
自分に訪れたピンチ。困ったことがある時、1番に浮かぶ顔はその人ですか?
相談をしたくなるのは、その人のことを心から信頼しているから。
このポイントで友情か恋かを判断するのは少々難しいですが、相談したくなるということはそれだけ信頼関係にあるということでしょう。
5触れたいと思う?
さらさらの髪の毛。すべすべの素肌。好きな女性には、少しでもいいから触れてみたいと思うもの。
一方女性は、好きな男性には触れられたいと思います。
友達として好きな人とは、ボディダッチも気軽にできてしまいます。
偶然少し触れたところが熱い。そんな気持ちになるのは、お相手を魅力的だと思っている証拠です。
気になる相手に会いたくないという感情の意味は?
好きな人にならとにかく会いたい、それが恋だというのが世間一般の考えです。
しかし、恋には会いたくないという感情もあります。実はこれは「相手に可愛く(かっこよく)見られたい」という無意識の思いから来るものなのです。
誰でも好きな人には自分を少しでも素敵に映したい、と思っています。
しかし、魅力的な自分を演出するには努力が必要です。
女性なら化粧を念入りにしたりお洋服に悩んだり、男性なら髪型にこだわったりします。
けれども、これは中々大変なことです。
慣れないことをすると人はすぐに疲れてしまうもので、それは気持ちも同じです。それが「可愛い(かっこいい)自分を演出するのは大変だから、いっそのこと会いたくない」という気持ちに繋がっています。
これはわがままで子供っぽい気持ちにも見えますが、「可愛い(かっこいい)自分になれないから会いたくない」なんて、なんだかとても可愛らしい感情だと思いませんか?
友情でも感じる感情と恋愛でしか感じない感情
私たちは、友人にも恋人にも共通して感じる感情があります。
それは信頼や尊敬、楽しさ、気楽さ、愛などと呼ばれる感情です。
その人物のことを想い、その人の幸福を考えて行動することで、
友情であろうが恋愛であろうが感じられます。
一方、特に恋愛において強く感じられる感情もあります。
例えば、独占、密着、熱中、苦しさなどの感情に加え、性行為をしたいという欲求も基本的には恋愛において強く感じられる感情です。
友情が恋愛に代わるときには、私たちの感情は不安定になり、相手のことを独占したいと思い、相手に触れたいという衝動が現れるもののようです。
特にこうした友情から恋愛への変化は男性においてよく見られ、男性は女性に比べて恋愛と友情の境界が曖昧であることが知られています。
しかしながら、こうした区別に関しても個人差があり、恋人とはいつまでも友人のような落ち着いた恋愛をするカップルもいます。
やはり、恋愛と友情を明確に区別することは難しいと言えるでしょう。
ただし、明確に「恋愛ではない友情関係」で抱く感情もあります。
それがライバル心や安定感といった感情です。
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