他人に興味を持てない人は自己愛が強いことが多い
自己愛とは「自分を守りたい」といった自分に対する愛情のことです。
「チヤホヤされたい」といったナルシストもこれに当てはまります。
多かれ少なかれ全ての人が持っているものなので、自己愛があること自体は全く問題ありません。
しかし、これが顕著に見られる人は何らかの形で社会生活に支障を来たしてしまうことがあります。
自己愛が過度に強い場合が自己愛性人格障害と言われています。
原因は遺伝と偏った養育環境とされており、愛情が欠落して育つと自己評価が低くなったり、
逆に愛情を過剰に受けすぎても他者に依存しやすくなったりする問題があります。
他人に興味を持てない人の根本には、通常の人よりも強い自己愛があります。
他人よりも自分のへの興味の方が過度に大きいのです。
このタイプの多くは「私は」と話の流れを自分に向ける傾向にあり、他人の話を聞くよりもまずは自分の話を聞いてほしいと強く考えています。
自分の好きなことに集中しすぎて他人に興味を持たなくなることも
他人と交流するよりも、もっと自分が没頭できる趣味に夢中になってしまい、他人に興味を持てないというパターンもあります。
この場合、趣味といっても、サッカーやバンドなどのみんなで集まってワイワイ騒ぎながらやるようなものではありません。一人でできるような趣味、例えばプラモデル作りや楽器の練習、フィギュアを集める、ラジコンで遊ぶ、アマチュア無線に没頭するなどです。
こうした、1人でも楽しめるような趣味が面白すぎて、一人でいる時間を楽しめすぎてしまうのです。そのせいで、周りの人間に興味を持つ機会もないし、その必要も感じないというわけです。
他人に興味を持てない人は付き合いや集団行動が苦手
単純に人付き合いや集団行動が苦手なタイプです。
人に合わせて行動したり、集団行動をするということはある程度出来ますが、このタイプは集団行動が苦手か、そもそも出来ない可能性があります。
人の中で行動しているとどうしてもすれ違ったり、自分のしたいことが出来なかったりします。
そのような経験が積み重なっていくうちに人付き合いが嫌になり、一人で行動するほうが気楽だと気付き、結果として他人に興味を無くします。
ただしこのタイプは人付き合いそのものは嫌いではなく、気の合う友人が数人いれば後の他人はどうでもいいと考えていることが多いです。
きっかけがあればいい友人になれるかもしれないので「この人は他人に興味が無いんだな」と決めつけずに様子を見てみるといいでしょう。
他人への興味が持てない原因とは?
他人との関わりに疲れて失望し、他人に期待しなくなってしまった人が他人に興味を持てなくなってしまった、ということが挙げられます。
もちろん、一人でいろいろな事ができる経験値と能力がある人でないと、他人に頼らなければいけない状況も出てくると思うので、それが前提条件になるのかもしれません。
また、自分のことを知られるのが嫌だ、という心の働きが挙げられます。他人と知り合うということは、長所だけではなく欠点も知られてしまうということです。
恥ずかしい経験や隠しておきたい過去などは、誰にでもあるものです。
そういう自分を他人の前にさらけ出すことに恐怖を感じ、他人の干渉をシャットアウトし続けた結果、他人に興味がない人になってしまいます。
興味がないのに他人と過ごすべき?
他人に興味がないという人は、一人でいる時間が比較的長いはずです。私も他人には興味がない方なので、高校時代からあまり友達は多くいませんでした。そのため、一人で過ごすことは結構多かったんです。
お昼ごはんを一人で食べるのは、当たり前でした。今や便所飯なんていう言葉もあるくらいですが、私も人目に付かない場所で一人で食べることもありましたね。視線が気になるとかそういうのではなくて、単純にそれが楽だったんですよね。
他人に興味のある人は、人と一緒にいるのが好きでしょう。自ら好んで誰かと一緒に行動する人も多いかもしれませんね。しかしながら、常に誰かといるのではなくて、一人の時間を持つことは絶対に必要だと思うんですよね。勉強するのだって一人でやるからこそ集中力は一気に上がりますし。
ただ、他人に興味がないにもかかわらず、人からどう思われるのかを気にしすぎるのは辞めましょう。一人でご飯を食べている姿を見られて恥ずかしいとか思っていしまうと、どっちつかずになってしまって疲れてしまいます。
それならば、あなたと同じような人を見つけて仲良くなるのがいいでしょう。
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